池田経営
コンテンツ
HOME
会社案内
コンサルティング関連情報
書籍・セミナー
メッセージ
同志募集
お問合せ
リンク集
ML
掲示板
Home コンサルティング関連情報 なぜ情報化か
コンサルティング関連情報
Consulting
なぜ情報化か
「5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)は職場の万能薬!」
 
■ 5Sって何?
5Sという言葉は、製造業には馴染みの深い言葉なのですが、他の業種の方にとってもこの
活動を正しく取り入れることで、企業の収益体質が改善され、企業の風土そのものが変革
されます。
製造業では、5S活動を実施することで、生産性が向上した事例や労働災害がなくなった
事例はよく見聞するところです。それだけではなく、5Sに取り組む姿勢は、商品造りや顧客
へのサービスのあり方にも大きな影響を与えるのです。商品やサービスで高く評価される
企業は、5S活動にも熱心に取り組んでいることが多いものです。製造業以外でも、類似の
活動はなされていますが、制度化・統一化といった面では5Sに学ぶところが多いはずです。
私池田は、5Sを広く異業種・異業態に普及させることで、日本人特有の『阿吽の呼吸』の
悪い面、つまり「ご機嫌伺い」等のパフォーマンスを排し、実質的に誰でも働きやすい職場
環境を作り上げ、1社でもその場しのぎのリストラから脱皮できる収益性の高い企業に
成っていただけるものと確信しております。
それでは、その5Sについて、次の項目順に実践する手順と概要について述べようと思います。
1.『整理』の実践
2.『整頓』の実践
3.『清掃』の実践
4.『清潔』の実践
5.『躾(しつけ)』の実践 ⇒ 「躾」が備わって初めて5Sは「有益な企業のツール」
                になります。(有)池田経営は「躾」第一の指導に徹します。
 
1.『整理』の実践
『整理』とは、『要るものと要らないものとに区分し、要らないものを処分する』ことをいいます。
5S活動を成功させるためには、まず徹底した整理を行うことが大切です。
その整理の実践の手順について記してみます。

@整理の準備をする

対象の設定
まず整理する場所はどこか、整理するものは何かをハッキリさせることが大切です。
目標の設定
次に、どのくらいの不要品を出し処分するのかという目標を決めます。
実行計画の立案
「誰が、何を、いつまでに、どうするか」等の整理を実行する計画を立てます。

A整理基準を作成する

要るものと要らないものとに区分する基準を作成します。

B不要品を一掃する

要らないものに不要札を貼ったり、目印をつけたりして、不要品置き場に搬出し、一定期間
さらします。

C不要品を判定する

5S委員会を設けそこで決められた判定者が、不要品伝票の貼られた不要品を廃棄する
のか、返却、転用するのかを判定します。そして、処分期限を伝票に記します。

D不要品を処分する

不要品リストに名称、数量、理由、判定結果を記録し、集計します。
TOPへ戻る
 

2.『整頓』の実践

『整頓』とは、『必要な物を、誰でも、いつでも、取り出すことができて、すぐ使える状態にして
おく』ことです。つまり、必要な物ごとに、
所定の置き場が決まっている(置き場)
キチンと置かれている(置き方)
表示がある(表示)
ことです。こうしてあれば、物の管理状態がよく分かり、異常が発見された場合には、直ちに
アクション(処置)に結びつけることができるわけです。
これを「目で見る管理」と呼んでいます。このように目で見るようにする前提が、5Sの中の
『整頓』なのです。
その整頓の実践の手順について記してみます。

@置き場を決める

職場ごとに、どこにどのような物を置いたら便利に利用できるかについて、関係者が
集まって適切なレイアウトを検討します。

A区画線を引くか、表示する

識別が必要なものや領域としては、具体的には、消火器、消火栓、防火扉の前、防火
シャッターの下、その他危険な所があげられます。

B使う回数によって置き場を工夫する

毎日よく使う物
半年に1回といった使用頻度の少ない物

C置き方を決める

置き方は、原則として物が建物や通路と平行・直角・垂直になるように置きます。

D置き場と置く物には表示する

たとえば、棚、ロッカー、キャビネット、床面、壁面などに置き場を表示して、使ったものを元に
戻しやすくするとともに、中に何が入っているかを分かりやすくします。
表示の分類
◎分類表示
種類の多いものを分類して、捜しやすく、戻しやすくするための表示です。
◎位置表示
機器類、設備品、消火器等の位置を明確に定着化、または知らせるために行う表示です。

☆情報の整理のポイント
情報の整頓は、どんなファイルを行うかが中心です。

☆事務用品の整理のポイント
机を引っかき回して使う事務用品を捜している人をよく見かけるものです。そこで、事務用品の
手持ち基準、管理基準を決めて事務用品の整頓を行います。
オフィスにある全ての事務用品について、それぞれ管理基準を設け実施します。

TOPへ戻る
 
3.『清掃』の実践
清掃は、みんなで清潔な職場環境を作る源です。5Sの清掃は、単にきれいにする以上の効果
があります。清掃を徹底したことで、不具合を発見したり、不良品が減少し、利益が上がった
製造業の例は数多く報告されています。異業種でも、軽んじることなく徹底することで、風土の
改善に顕著な効果をもたらすこと請合いです。
では、その清掃の実践手順について記してみます。

@まずは身の回りから
身だしなみをキチンとすることも含めて、各人の職場から所定の場所に広げていきます。

A役割、分担を決める
『どこからどこまでの範囲を、どんな方法で、どの程度まで』するかを、個人ごとに取り決める
ことです。

B清掃作業は点検の考え方が基本
業務終了後に掃除をする企業が多いのですが、少ない時間できれいにするコツは、汚したら
その都度すぐ掃除することです。

C汚れの発生源を断つ
汚れの発生源対策は、すぐできるものもありますが、技術的検討を要するものもあります。
お金のかかるものもあるでしょう。
優先順位を決めて計画的に一つ一つ地道に汚れの発生源を立つことが重要です。

D汚れない、汚さない方法を考える
きれいな職場と汚い職場の違いは、リーダー(部課長)の清掃に対する関心と姿勢によると
いえます。

  TOPへ戻る
 
4.『清潔』の実践
5Sの清潔の意味は、整理・整頓・清掃を繰り返し行って、快適な職場を目指し、維持していく
活動です。
清潔の進め方の基本は、3S(整理・整頓・清掃)を徹底して行いながら、誰でも、自然に、3Sが
できるように標準化することです。
清潔の実践手順は次のとおりです。

@整理の徹底と標準化を図る
いつでも、不要なものが出たら、赤い不要札を貼り不用品置き場へ搬出します。そして、判定・処分できるように整理のシステム化を図るのです。

A整頓の徹底と標準化を図る
対象品ごとに場所、位置、品名などを徹底して教示し、置き方を決めます。

B清掃の徹底と標準化を図る
清掃の徹底は、まず、ピカピカ作戦を実施し、次に、発生源対策を実施するとか、清掃の方法、実施日、担当者などのルールを決めて、清掃の標準化を図ります。

次に、清潔実践のポイントについて記します。

@クリーンな職場づくり
a.従業員の身だしなみ(服装や言葉、態度などをキチンと整える心がけ)
b.衛生面では次のことに目をつけます
食堂:食事中の従業員のマナー
食器類:茶渋のついた食器、底がカケたりヒビの入った場合
給湯室:ふきんの汚れ、食器類の並べ方
トイレ:使用後の後始末の仕方
喫茶室:ニコチンの臭い、換気
クリーンな職場づくりは、所属するトップの強力な意志とリーダーの積極的な行動力がポイントです。

A位置決めの仕方
整然と並べられた事務机、テーブル、本棚などは、スカッとして感じのよいものです。位置決めの基準を作り、変化が見て分かるように工夫したいものです。

Bポスター張り紙の貼り方
ポスターや張り紙をはがすとき.セロテープや画鋲をとるのに苦労するものです。これを、次のようにしてみると良いとのではないでしょうか。一度お試しください。

セロテープの接着する面を表にして輪を作り、ポスターの裏側に貼ると
見栄えが良い
はがしやすい
結果として工数が少なくて済む

C掲示板の基準
秩序正しい掲示をすることによって、いつも美しく清潔な環境を作ります。

☆社員食堂
食堂は社内での人間関係を向上させる場所でもあります。そのために最低これだけは守ってもらいたいと思われることは次のとおりです。
正午前に食堂に行かないようにしましょう(ただし、出張、来客接待のときは別)
混んでいるときは一列に並びましょう
話は他人の迷惑にならないトーンでしましょう
食器を灰皿代わりにしないようにしましょう
退席するときはイスをテーブルの下に戻しましょう
テーブルの位置がずれたら元に戻しましょう

最近は社外の食堂で食べる人や職場で食事をする人もいますが、弁当持ちでも食堂があればみんなと一緒に食事をするようにしていくのが良いでしょう。

☆トイレ
トイレは毎回何回かお世話になる場所です。それだけに感謝して使わせてもらうという心がけを持って
もらうことです。
もし汚したら各自で掃除をしてもらうことも必要です。


☆タバコ

企業では禁煙を奨励したり、禁煙タイムを設けたりしているところも多くなりましたが、職場マナーを守れば問題ないでしょう。
決められたところで吸うこと
事務所、会議室、応接室などで吸うときは回りの人に了解をとること
TOPへ戻る 
 
5.『躾(しつけ)』の実践
躾とは「決められたことを守る習慣を身につける」ことです。
ですから、次の3点が大切です

@就業規則に定められたことは守ること

A職場で働きやすくするために、みんなで決めたこと(ルール)を守ること

B職場の礼儀やマナーを身に着けさせること

躾の実践手順は次のとおりです。

@管理者が率先して範を示すこと 

A守らない人がいれば、なぜ守らないのかその人の意見を十分に聴くこと。
ルールが悪ければ改めること

B指導したことが守られているか必ず確認すること。
もし守られていなければ繰り返し粘り強く指導すること

☆みんなで決めたことを守り、守ってもらうための手順
@会合については事前にTEL/FAXなどで日時、議題、場所を伝えること
A議題はみんなで話し合い、それに基づいてルールを決めること
Bルールはできるだけ結果がわかるようにすること
Cルールに違反したときに、その場でお互いに注意する際の注意点
気楽に注意し合える環境づくりを日頃からしておくこと
注意は後でまとめてしないこと
Dルールを注意されたら、お互いに気持ちよく受け入れ、反省して改めるようにしましょう
Eルールを改める場合は、みんなで話し合って、それに基づいて変更すること

☆職場マナーを身につけてもらうための手順
マナーの心得としては、明るい挨拶、職場のエチケット、言葉遣い、
親切な応対などが大切です。

@正しい挨拶、言葉遣いをさせること
A不快感を与えない身だしなみにさせること
B正しいお辞儀(会釈・敬礼・最敬礼)をさせること

TOPへ戻る
 
Copyright(c). 2004池田経営. All rights reserved.